片山敏彦歌集『ときじく』と詩集『暁の泉』【日本古書通信 編集長だより29】

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  • 片山敏彦歌集『ときじく』と詩集『暁の泉』【日本古書通信 編集長だより29】

    プロの歌人や俳人ではない、学者や小説家の歌集や句集が好きで目に付くと購入してきた。学者には歌集を出す人が少なくないが、不思議と小説家で歌集がある人は少ない。小説家の句集なら枚挙に暇がないくらいなのに、歌集ですぐ思い浮かぶのは、鷗外の『うた日記』と、没後に出された『谷崎潤一郎家集』くらいだ。木下尚江に […]

  • 書店に並ばない本2(白戸満喜子)

    以下は「日本古書通信」掲載「特殊文献の紹介」欄に紹介されたものの一部です。 入手などについては、各書末尾の発行所へ直接お問い合わせ下さい。販売を主としたものではありませんので、丁寧な対応をお願いいたします。(日本古書通信社)   大阪総合保育大学総合保育研究所絵本プロジェクト編著「科学絵本 […]

  • 書店に並ばない本1(白戸満喜子)

    以下は「日本古書通信」掲載「特殊文献の紹介」欄に紹介されたものの一部です。 入手などについては、各書末尾の発行所へ直接お問い合わせ下さい。販売を主としたものではありませんので、丁寧な対応をお願いいたします。(日本古書通信社)   麓和善・鳴海祥博・窪寺茂・舘龍午「岐阜県近代和風建築総合調査 […]

  • 古書業界と明治―としょかんのこしょてん開催 【日本古書通信 編集長だより28】

    東京九段下にある千代田図書館で、5月9日(水)から6月26日(火)まで、当社担当のミニ展示会「古書業界と明治」を開くことになった。これは神田古書店連盟の古書店が順番に違った切り口で古書を紹介する「としょかんのこしょてん」の96回目に当たる。お話を頂いて、今年は明治150年に当たるから、当社関連の刊行 […]

  • 少年二宮金次郎像の変容【日本古書通信 編集長だより27】

    昨年の「日本古書通信」10月号に「二宮金次郎伝について」を執筆したが、その後も様々な文献が集まってきて、興味が尽きない。中でも、日本文化研究センターの井上章一氏が、かつて小学校によくあった「負薪読書」二宮金次郎像の原型である幸田露伴『二宮尊徳翁』(明治24)の小林永興の折り込み口絵の参考図が、ジョン […]

  • 著書目録について【日本古書通信 編集長だより26】

    本誌2,3月号に俊野文雄氏による「田中美知太郎書誌」を掲載した。本来、博士の全生涯・没後も含む著作年表、著作目録、参考文献などからなる未刊の膨大な書誌で、今回はその内昭和18年から22年までの書誌を抜粋・再編して頂いたものだ。御覧頂ければわかるように、通常の書誌とは趣が違う、私的な観想を含む、読む書 […]

  • 『世界文学』の伊吹武彦「編輯者のことば」【日本古書通信 編集長だより25】

    かつて、翻訳文学書は古書業界の人気アイテムで、文庫本でしか読めない作品とか、著名作家や詩人による翻訳書は割合高額で販売されたものだ。東大とか京大の欧米文学研究者の著書も持て囃された時代があったが、もう二十年以上前の事で、今や古書価は下がる一方だ。海外の思想書も文学程ではないが人気が高いとは言い難いだ […]

  • 職人と芸術家 新刊『江戸・明治の視覚 銅・石版万華鏡』について【日本古書通信 編集長だより24】

    先ごろ、森登さんのライフワークの集成ともいうべき『江戸・明治の視覚 銅版・石版万華鏡』を刊行した。正確に言えば、森さんは元中央公論美術出版のベテラン編集者だから、製作は全面的に森さん自身で担当し、装丁もシンプルなのが好きな私の好みに合わせてくれたのも有難かった。  森さんとの出会いは、当時神奈川県立 […]

  • 芭蕉師走の一句と朔太郎【日本古書通信 編集長だより23】

    芭蕉、四十六歳元禄二年師走の句に   何にこの師走の町へ行く鴉 という句がある。今栄蔵著『芭蕉年譜大成』(平成6年、角川書店)によれば、元禄二年十二月大津・膳所滞在中の四句の一つ、同三年一月二日荷兮宛書簡中の二句の一つ、同三年一月十七日万菊丸宛の書簡中の六句中の一句として挙げられている。成書への初集 […]

  • 沖縄・末吉麦門冬の俳句【日本古書通信 編集長だより22】

     昨年本誌8月号に、沖縄の新城栄徳さんが「バジルホール来琉200周年 来琉記を平和のサチバイ(先駆)に」をご寄稿下さった折、新城さんのお仕事の中に、明治大正期の沖縄のジャーナリストで俳人でもあった末吉麦門冬(1885~1924)に関するものがあるのを知った。新城さんが編集発行する「琉文手帖」2号(1 […]