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- 2025/07/3
- 古書部近代自筆物展開催(7月4日~19日)展示品追加!
- 2025/07/2
- 日本古書通信「日本古書通信」7月号(90巻7号)7月14日発売
- 2025/06/30
- 出版部【書評紹介】荒木仁朗著『江戸の借金―借りてから返すまで―』
- 2025/06/27
- 出版部コラム「やさしい茶の歴史(二十一)」を公開しました
- 2025/06/24
- 古書部「注文書のない古書目録」配布中(6月分反映済)
特集・イベント
コラム
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古代人の病・老・死【会計報告書が語る古代の社会 1】
奈良時代の正倉院文書に国ごとの会計の収支決算報告書「正税帳」が27通現存する。それを読み解くと、当時の地方財政・特産物・交通手段・産業、さらにはパンデミックによる救済措置・被害状況までが見えてきた。 正税帳からわかること 正税帳は毎年国ごとに作成され、中央政府に提出されたその国の一年間の正税(田租や […]
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鎌倉時代後期「金沢文庫文書」にみる喫茶文化(6)茶の生産について⑤―やさしい茶の歴史(二十一)(橋本素子)
下河辺庄赤岩郷の環境 今回は、まず下総国葛飾郡下河辺庄(しもこうべのしょう)赤岩郷の茶の生産について見ていく。下河辺庄赤岩郷は、現在の埼玉県北葛飾郡松伏町上赤岩・下赤岩にあたり、沖積低地ばかりではなく、下総台地の最西端の細長く北西に伸びる洪積台地の一部もあるが、総じて洪水の多い地域であった。 その赤 […]
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鎌倉時代後期 「金沢文庫文書」にみる喫茶文化(5)茶の生産について④―やさしい茶の歴史(二〇)(橋本素子)
下総国土橋東禅寺の茶 前回の武蔵国金沢称名寺に続いて、今回は房総地域(安房・上総・下総=現千葉県)の茶について見ていきたい。 房総地域で茶の生産が行われていることには、あまりなじみがないかもしれないが、現在でも成田市などで茶が生産されている。それに今回取り上げる東禅寺のある旧下総国千田(ちだ)庄の荘 […]