コラムバックナンバー(2018年1月)

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  • 『世界文学』の伊吹武彦「編輯者のことば」【日本古書通信 編集長だより25】

    かつて、翻訳文学書は古書業界の人気アイテムで、文庫本でしか読めない作品とか、著名作家や詩人による翻訳書は割合高額で販売されたものだ。東大とか京大の欧米文学研究者の著書も持て囃された時代があったが、もう二十年以上前の事で、今や古書価は下がる一方だ。海外の思想書も文学程ではないが人気が高いとは言い難いだ […]

  • 樋口一葉の日記など 【紙魚の昔がたり18】

    (八木) それで、そのうちに何か埋め合わせするからってことだったんですが、まだ何もない。……それでその時の目録は現在でも私の手元にあります(笑い)。もうひとつ別の失敗談があるんです。終戦後の、第一回の芥川賞をもらわれた由起しげ子さんの受賞作で、「本の話」という題の小説があります。そのモデルになってし […]