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出版部

自筆本『明月記』を補完する重要な史料「歌道事」を注釈!

 

『明月記研究』14号を刊行いたしました。本号は、『明月記研究』刊行から20周年に当たる記念号になります。また、会の代表者である五味文彦先生の古稀・放送大学退官を記念して、会員より先生に感謝を込めて献呈する号でもあります。

今回の注釈では、一条兼良が『明月記』本文から和歌関係の事績を抜書きした「歌道事」を取上げました。「歌道事」は、『明月記』を補完する重要な史料として知られながら、基礎研究が十分ではありません。本号で収録しましたのは、冒頭の僅かな部分ですが、『明月記』自筆本には見られない、貴重な記事を多く含んでいます。底本には、これまで未翻刻の京都御所東山御文庫本を用いました。

この他、【『明月記』と記録】【『明月記』の時代】【和歌と歌人】【物語・随筆・歌謡・芸能】の各テーマにそって、27本の論文を収録しました。

詳細はこちらをご覧ください。

明月記研究14