新刊納品
久水俊和『中世天皇家の作法と律令制の残像』
本日、久水俊和『中世天皇家の作法と律令制の残像』が刊行となりました。
古代に中国を模範とした律令制が導入されましたが、これまでは中世になると律令制は形骸化し、機能しなくなった、というのが通説でした。
こうした「常識」に異議を唱え、室町時代にも律令制は実際に機能していたことをあらゆる側面から論じた本が、本書『中世天皇家の作法と律令制の残像』になります。
なかでも「内野」とよばれる平安京大内裏跡を復元している箇所は圧巻。「何もなかった」はずの大内裏跡に、発掘成果やあらゆる資料を駆使して具体的、立体的に復元します。
本書のエッセンスをまとめた書下ろしコラムや、序章なども掲載しております。ぜひご覧ください。
〔関連コラム〕中世の支配者は幕府だけではない!? 中世国家の運営を担う「天皇」と「太政官」(久水俊和)
https://company.books-yagi.co.jp/archives/6624
〔本文試し読み〕序章・目次・索引
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/d9784840622394.pdf
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2222