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文学・歴史資料のデジタル加工入門

フリーウェアの話と前回の別解 【文学・歴史資料のデジタル加工入門2】(木越 治)

【フリーウェア(無料ソフト)を活用する】

前回紹介したテキスト・エディタ「秀丸」はシェアウェアなので、使用し続けるには決められた金額を支払う必要がある。が、無料のフリーウェアとして提供されている小物ツールにも、とても便利な機能を持つものがたくさんある。

今回紹介するのは、ファイルやフォルダをコピー・移動(以下、この節ではこの意味で「コピー」の語を使用する)するための Windows 用小物ツールである。

通常ファイルやフォルダをコピーするときは、当該のファイルやフォルダを右クリックして「コピー」を選び、そのあと、コピー先に移って「貼り付け」を選ぶという手順になるだろう。

キーボード派だとファイルやフォルダを CTRL+C したあと、移動先で CTRL+V するという手順だろうし、マウス操作に慣れた人は、エクスプローラーなどで当該ファイルのあるフォルダと移動先のフォルダを出しておき、ファイル・フォルダを移動先に直接ドラッグ&ドロップする方法をとるかもしれない。

ここで紹介する「拡張コピー(copyext.exe)」というフリーウェアは、コピーしたいファイルやフォルダを右クリックすると出てくる「拡張コピー」を選べば、ドライブのツリー構造があらわれ、どこにコピーしたいかを聞いてくるので、したい場所を選んでクリックすれば、そこにコピーしてくれるというスグレモノである。