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日本古書通信

「日本古書通信」11月号(87巻11号)11月14日発売

主要記事

野田尚稔 本と展覧会あれこれ―「曲線的なアルゴ」
田坂憲二 高折妙子の歌集『仏相花』―吉井勇周遊
鈴木裕人 『龍膽寺雄の本』の後で
中澤伸弘 富士川游宛の和田英松書簡
中島義彦 『源氏物語』末摘花巻―源氏はどこで末摘花の琴を聞いたか(下)
高木庄治 札幌・一古書店主の歩み 弘南堂書店高木庄治氏聞き書き(十六)移転
板澤書房・板澤吉将 古本屋でつなぐ東北(みちのく)4 地方の古本屋三代目―店舗移転の先を見据えて
真田幸治 小村雪岱の知られざる雑誌表紙絵31 『吾妻流舞踊譜』第一輯
細川洋希 古本的往復書簡7 竹原千春さまへ 文芸雑誌の創刊号
川口敦子 キリシタン資料を訪ねて8 ドン・マヌエル二世図書館2
小山力也 リレー連載「ミステリ懐旧三面鏡」その十四《透明人間児童文学》
石川 透 奈良絵本・絵巻の研究と収集38 平家物語
岡崎武志 昨日も今日も古本さんぽ145 東京・経堂「ゆうらん古書店」
森  登 銅・石版画万華鏡182 鉄道百五十年
出久根達郎 本卦還りの本と卦187 直子
八木書店古書部 近代日本文人の葉書28

その他

 『龍膽寺雄の本』の後で(鈴木裕人)より

古い雑誌や、なじみのない作家の本をひらく気持ちは、化石ほりにも似ている。今日では忘れられた小説家、あるいは当時であっても話題とならなかった傑作が見つかるのではないかと思いながら、頁をめくってゆく。幼少の頃の化石ほりや、釣りに虫とりがなぜ楽しかったのか、今振り返ってみれば、同じワクワクのためであった。そのうえ、糸を垂らした川には悉くいなかった魚や、図鑑の中だけに生息する虫たちとは違って、おもしろい作品というのは実にゴロゴロと出てくるのだ。

そんな風にして古の作品を発掘したならば、第一発見者としての責任が伴ってくる。先人がせっかくよいものを書き遺したのだから、これは必ず公表せねば済まない。私が龍膽寺雄について調べ始めたのは、おおよそこのような動機からだと思っていただければ幸いである。

【お知らせ】

本誌は昨年3月号で通巻1100号を迎えました。それを記念して、八木書店古書部が30年間に亘って蒐集してきた、近代文人の葉書1700名1700枚を全て画像付きの販売目録を兼ねた記事として、2020年8月号より3年間に亘り掲載していくことになりました。講談社『日本近代文学大事典』人名索引に掲載された文人を五十音順に掲載していきます。

ネットでの公開販売はなく、本誌定期購読者のみへの販売となります。

連載を保存することで、近代文人筆跡の参考文献となります。この機会に定期購読の契約をお勧めいたします。


11月号 11月14日発売 定価750円(送料79円)※ご注文はメールまたは電話、FAXで。

株式会社日本古書通信社
千代田区神田小川町3-8駿河台ヤギビル5F
TEL03-3292-0508
FAX03-3292-0285
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