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新刊納品

新井浩文・伊藤一美・井上聡校訂『史料纂集古文書編 第52回配本 安保文書』が納品となりました

本日、新井浩文・伊藤一美・井上聡校訂『史料纂集古文書編 第52回配本 安保文書』が納品となりました。

「安保文書」は関東の中世史を明らかにする重要史料です。
武蔵国安保郷を本拠とした安保氏に関する文書翻刻の決定版となります。

〔内容説明〕
埼玉県児玉郡安保郷(現神川町)に本拠を置いた武蔵武士:安保氏に関する文書群を最新の研究に基づき、埼玉県立文書館、横浜市立大学学術情報センター所蔵のものを中心に個人蔵のもの等を加えて翻刻・校訂する。武蔵七党のうち丹治党出身の安保氏は、武蔵の他に下総・常陸・信濃・陸奥・出羽・但馬・播磨・備中に所領を持っていたが、主として武蔵国内で活動した。

その内容は、文保2年の関東下知状を最古とし、安堵状・感状・処分状・軍勢催促状などが主体で、所領及び軍事関係のものが多い。下限は、永禄頃にまで及び、中世の武士団が戦国期にまで存続した稀有な例であり、関東中世史の争乱に関する重要史料の一つである。

解題では、書誌や先行研究に加えて伝来、写本系統の考察、個人蔵「安保文書」の解説、編年一覧、八坂神社文書所収「安保文書」、「安保文書」から見る戦国時代の安保氏など、多角的に論考を加えた。

〔目次〕
【収録年月】文保2年(1318)~永禄1 年(1569) 口絵(14通掲載)
全94通+ 参考史料36通・花押一覧・関係系図・解題

本体予価17,000円+税
初版発行:2022年5月末日
A5判・上製・函入・336頁
ISBN 978-4-8406-6052-5 C3321