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日本古書通信

「日本古書通信」2020年7月号(7月15日発売)

主要目次

庄司達也 田端に「芥川龍之介記念館 (仮称)」建設へ
多田蔵人 高山樗牛『瀧口入道』―原点をめざす文学
大和田茂 志賀直哉のスペイン風邪小説二つ
和田一久 歌人・吉井公平
千森幹子 武井武雄の『ガリヴァー旅行記』図像1
盛林堂書房・小野純一 コロナ禍の古本屋あれこれ
真田幸治 小村雪岱の知られざる雑誌表紙絵21
石川 透 奈良絵本・絵巻の研究と収集10
岡崎武志 昨日も今日も古本さんぽ117
森  登 銅・石版画万華鏡 155
小田光雄 古本屋散策 220
出久根達郎 本卦還りの本と卦 159 『土』の人
その他

コロナ禍の古本屋あれこれ  盛林堂書房・小野純一 より

「なぜ新刊書店は対象外で古本屋は対象なの?」これが第一印象でした。新型コロナウィルス感染拡大により4月7日に緊急事態宣言発出、東京都から休業要請対象業種が4月11日に発表され、対象業種の中に古本屋も明記されました。同じ「本」を取り扱う新刊書店は対象外。ほかにも「新刊書店と古本屋」のように、共通点がある中で同じように線引きをされた各業種について、その違いと対象基準が報道を通じて説明されましたが、生活必需品か否か、趣味性が高いか否かなど、東京都の示す線引きは正直曖昧なものでした。しかし休業要請の対象にはなったものの、備考欄には「百平方メートル(約三十坪)以下の施設については、営業を継続する場合にあっては、適切な感染防止対策の徹底を依頼」とあり、感染防止策を講じれば約三十三平方メートル(十坪)の盛林堂は営業を続けても大丈夫、とその時は判断し、営業を続ける予定でした。

【お知らせ】

本誌は来年3月号で通巻1100号を迎えます。それを記念して、八木書店古書部が30年間に亘って蒐集してきた、近代文人の葉書1700名1700枚を全て画像付きの販売目録を兼ねた記事として、本年8月号より3年間に亘り掲載していくことになりました。講談社『日本近代文学大事典』人名索引に掲載された文人を五十音順に掲載していきます。
ネットでの公開販売はなく、本誌定期購読者のみへの販売となります。
連載を保存することで、近代文人筆跡の参考文献となります。この機会に定期購読の契約をお勧めいたします。


7月号 7月15日発売 定価750円(送料79円)※ご注文はメールまたは電話、FAXで。

株式会社日本古書通信社
千代田区神田小川町3-8駿河台ヤギビル5F
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