新刊納品
新天理図書館善本叢書 17 源氏物語 池田本 5
新天理図書館善本叢書(第3期)17 『源氏物語』池田本 5が納品されました。
【高精細カラー版】源氏物語の新たな底本として!
定家本(青表紙本)系統の諸本中、52巻中48巻が鎌倉末写の基幹巻である最重要古写
本の全貌を初公開!
本巻には、蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴・真木柱・梅枝・藤裏葉を収録。
本書は、池田亀鑑「桃園文庫」の所蔵であったことから「池田本」、あるいは「二条
為明筆」との極札を持つことから「伝二条為明筆本」とも呼称されております。
基幹巻は、その筆致・紙質・装本の趣等から、鎌倉末期の成立と認められており、
揃って定家本(青表紙本)と認定されます。
池田本は、『源氏物語』の鎌倉写本のうち、成立当初の基幹巻を最も多く保持(48
巻)する写本であり、同時に、その48巻の本文がすべて定家本(青表紙本)で揃って
いるものとしては、現在のところ他に類例がなく、近年、最重要古写本として注目さ
れています。
また、池田本の「奥入」は最も初期の形態に属するもの、との再評価が行われてお
り、鎌倉末期よりも更に遡る、揃いの『源氏物語』本文を忠実に伝えている可能性に
満ちた伝本であるといえます。
今後の研究に重要な役割を果たすと思われる本書を、高精細カラー版でぜひとも堪能
ください!
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新天理図書館善本叢書(第3期) 第17巻 源氏物語 池田本 5
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