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出版部

【新刊納品】史料纂集古記録編 第186回配本 中臣祐範記2

史料纂集古記録編 第186回配本『中臣祐範記』2が納品されました。

『中臣祐範記』は、春日社社司中臣祐範の日記で、慶長3年(1598)から元和9年(1623)にいたる計21冊が知られておりましたが、史料纂集として初の全文翻刻として刊行いたします。春日社のみならず、近世初期の大和国における政治経済史の重要資料です。

第2巻は1605年〔慶長10〕~1615年〔慶長20〕を収録しています。

祐範は、喜多院空実から古今伝授を受けるなど文芸にも秀で、特に連歌を通じて数々の文人達とも交流がありました。その日記は、近世初期の文芸研究上で不可欠のものです。

大和国の中世の史料としては、『大乗院寺社雑事記』『経覚私要鈔』『多聞院日記』などが著名ですが、本日記の書かれた時代は、まさにこれに続くものとなっています。

本『中臣祐範記』は全3冊を予定しております。
既刊第1巻も併せてご覧下さい。


本書の詳細はこちら

史料纂集古記録編 第186回配本『中臣祐範記』2
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2141

既刊・関連書はこちら

史料纂集古記録編 第181回配本『中臣祐範記』1
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/585

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