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コラム

あの作家は●月生まれだった<6月編>

今月ご紹介する作家は、 川端康成・荻原井泉水・新田次郎の3名です。

川端康成(かわばた やすなり)

明治32年6月14日(1899)生
昭和47年4月16日(1972)没

小説家。大阪市北区此花町生。東大国文科卒。

横光利一らと同人雑誌『文藝時代』を創刊。
西欧の前衛的な文学潮流を取り入れた、新感覚派の代表作家と目される。流行作家、新人発掘の名手、日本の美の紹介者として、多彩な顔を持つ。作品として「伊豆の踊子」「雪国」「千羽鶴」等。1968年ノーベル文学賞に輝き、国際的な評価も高い。

【もっと川端康成を知るために】

●川端が編集同人となり文化公論社から創刊
昭和8年10月~昭和11年6月・全25冊
日本近代文学館発行 本体65,000円+税 菊判(原寸大)・総4605頁
文学界〔複製〕

【自筆物を手に入れる】

川端康成書簡
柞木田龍善宛 毛筆 巻紙11行 封筒付 昭28・1・9(消印)
120,000円『断片・書入れ』4より

その他、川端康成の関連書

荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)

明治17年6月16日(1884)生
昭和51年5月20日(1976)没

俳人。東京芝区神明町生。東大大学院卒。専攻は言語学。

本名藤吉。旧号愛桜。晩年は随翁とも称す。
河東碧梧桐らと新傾向運動に参加するも、のち離別。ゲーテ、シラーらの短詩に影響を受け、自由律の句作に邁進する。俳誌「層雲」主宰。門下には尾崎放哉、種田山頭火らの俊英が集う。代表作として句集「原泉」「長流」等。

【自筆画像を見る】

●「海を恋うて(俳句五十章)」「芭蕉翁遺蹟めぐり(校正刷)」
『Web版日本近代文学館 滝田樗陰旧蔵 近代作家原稿集』
本体450,000円+税 ※DVD版もあり

【自筆物を手に入れる】

荻原井泉水画賛巻
『奥の細道ところどころ』自題共箱。奥の細道の抄録に挿絵を付す。
150,000円

荻原井泉水葉書
寺澤栄一宛 ペン書 7行 昭37・10・7(消印)
来会の誘い。彼岸花ペン画入。(発信地)大船(受信地)銀座
2,000円

新田次郎(にった じろう)

明治34年3月13日(1901)生-昭和52年12月1日(1977)没

明治45年6月6日(1912)生
昭和55年2月15日(1980)没

小説家、気象学者。長野県諏訪郡上諏訪町生。本名藤原寛人。

神田電機学校卒。妻ていは作家。高山気象研究の専門家として富士山気象レーダーの建設にも係わる。『強力伝』で直木賞受賞。『武田信玄』などの執筆活動に対し、吉川英治文学賞受賞。山岳小説の第一人者として知られるが、科学者や技術者に材を取る作品も多い。

【自筆物を手に入れる】

新田次郎・村上元三関係資料
『風の資料』第一報~第五報 ペン書・鉛筆 450字詰中央氣象台論文用紙約30枚
新田次郎が村上元三のために執筆した天気図、レポート等。封筒には「風の資料」とある。同梱の書簡に「山犬物語」の話題があるため、昭和30年前後のものと思われる。
180,000円

新田次郎葉書
北村卓三宛 ペン書 昭35・4・20(消印)~37・7・28(消印)4枚
雑誌アンケート記事「三友消息」の原稿。五月の連休に谷川岳に登ったこと、夏の暑気対策、俳句など。(発信地)吉祥寺(受信地)三友社〔新宿〕
38,000円

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