• twitter
  • facebook
新刊納品

【新シリーズ刊行開始】尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録(全10巻)

本日、尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録の第1回配本「実躬卿記1」が納品となりました。第九輯 鎌倉室町古記録は全10巻にて、いよいよ3カ月ごとに刊行を開始いたします。

「実躬卿記」は、鎌倉時代後期の公家、権大納言藤原(正親町三条)実躬(一二六四~?)の日記です。弘安六年正月~延慶元年(一二八三~一三〇八)正月までの自筆日記が現存しています。亀山・後深草・後宇多院等による院政の時期に、廷臣として活躍する実躬の行動が記述されている重要史料で、紙背にも文書・具注暦・仮名暦・歌合など多彩な記述を含みます。
尊経閣本は弘安十年~徳治二年(一二八七~一三〇七)までの自筆原本で、重要文化財に指定されています。大日本古記録『実躬卿記』にて翻刻され、尊経閣本はその底本です。
本67冊「実躬卿記」一には弘安十年~正応四年(1287~91)までを含みます。ぜひご覧ください。

そして本冊より第9輯鎌倉室町古記録(全10冊)がスタートします。収録書目は、日記の記主による自筆原本や唯一の古写本などの逸品ばかりで、公家・武家・僧侶・医者など多彩な人々が残した日記を収録しました。中世日記の世界をご堪能ください。

本第9輯では以下の書目を高精細カラー版でお届けします。詳細内容見本(12頁)はこちらからご覧いただけます。ご期待ください。

●所収書目
【公家】
実躬卿記(自筆原本・重要文化財)
宣陽門院御落飾記(唯一の古写本)
後愚昧記〔山門嗷訴記・実豊卿記〕(自筆原本)
公秀公記(自筆原本)
実隆公記(自筆原本)
【下級官僚】
外記日記〔新抄〕(唯一の古写本)
享禄二年外記日記(唯一の古写本)
【武家】
建治三年記(自筆原本・重要文化財)
【僧侶】
碧山日録(唯一の古写本)
蔗軒日録(唯一の古写本)
【医者】
盲聾記(自筆原本)


●尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録(全10巻)
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2198

●1回配本67 実躬卿記1
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2188