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新刊納品

『南摩羽峰と幕末維新期の文人論考』

小林修著『南摩羽峰と幕末維新期の文人論考』が納品となりました!

南摩羽峰は昌平黌で学んだ会津藩士です。秋月悌次郎とともに漢学者としての側面がよく知られる羽峰は、吉田松陰や河井継之助、松浦武四郞と同時代人でもあります。

本書は、西国遊歴を記した『負笈管見(ふきゅうかんけん)』、蝦夷地代官としての活躍から明治維新の動乱期までの、南摩羽峰について明らかにするだけではなく、各種資料を元にした永井荷風や島崎藤村など、羽峰を軸とした多彩な顔ぶれへの論究を含みます。

新出資料『安達清風日記』の<桜田門外の変>の記述は圧巻です。桜田門外の変の首謀者の一人である関鉄之助が薩摩に逃亡する途次、鳥取の旧友安達清風の元を訪ね、事件の有様を語った聞き書きについて明らかにします。

ぜひお手にとってご覧ください!

●小林修著『南摩羽峰と幕末維新期の文人論考』
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2149