【日本古書通信10月号】異色の文学資料展に関する二つのエッセイを掲載（10月14日発売）
日本古書通信10月号は、特集「関東大震災にまつわる本」下です。
・関東大震災後の新しい芸術思想 竹内栄美子
・一〇月号はどうなったのか―月刊文芸誌などの発刊事情 大和田茂
・江戸っ子たちの震災―辻潤と谷崎潤一郎２ 宮内淳子
特集とは別に、異色の文学資料展に関する二つのエッセイを掲載します。
〇川島幸希氏が、11月12日、13日 八千代市の秀明大学で開催される「夏目漱石展―秘蔵コレクションでたどる生涯」に因み、「漱石を蒐める」を寄稿。
http://www.shumei-u.ac.jp/festa2016/natume.html
〇多田蔵人氏は，11月27日まで宮城県亘理町郷土資料館で開催中の「江戸清吉コレクション展」に関して「永井荷風新出書簡紹介」を寄稿しています。
江戸清吉コレクション展には、夏目漱石や竹久夢二、坪内逍遥資料などが展示されているが、注目は近代作家の原稿や書簡のコレクションだ。原稿には、夏目漱石「文鳥」、森鴎外「北條霞亭」、芥川龍之介「僕の友だち二三人」、泉鏡花「銀鼎」、谷崎潤一郎「月ヶ瀬」、徳田秋声「文藝の普及」、島崎藤村「地中海の旅」など。書簡には多田氏紹介の永井荷風高月晴之助宛の他、石川啄木大信田金次郎宛、国木田独歩佐々城信子宛、二葉亭四迷渋川玄耳宛など興味深いものが多い。
亘理町立郷土資料館
〒989-2351 宮城県亘理郡亘理町字西郷140
電話0223(34)8701
http://www.town.watari.miyagi.jp/index.cfm/32,html
「江戸清吉コレクション展」
http://www.town.watari.miyagi.jp/index.cfm/32,30783,188,html
日本古書通信10月号
10月14日発売
720円（送料78円）
日本古書通信社のサイトはこちら http://www.kosho.co.jp/kotsu/
