本日納品　井上幸治『古代中世の文書管理と官人』

出版部

本日2月25日、井上幸治著『古代中世の文書管理と官人』が納品になりました。

本書は古代中世の文書が、だれによって、どのように作成され、どうやって保存されたのかにスポットを当てた、新しい切り口による論文集です。いわば「前近代のアーカイブの歴史」といえます。

前例を重視する前近代日本の文書行政において、発給文書はきわめて重要でした。その記録・管理の中心を担った太政官の実務官人である外記と官史に注目し、その組織・官人の構造を具体的に解明します。

さらに、こうした「文書管理」を糸口に、古代から中世へ、朝廷政治がどのように変化したのかに迫ります。

是非ご覧ください！