• twitter
  • facebook
日本古書通信

「日本古書通信」2021年12月号(12月14日発売)

主要記事

高木庄治 札幌・一古書店主の歩み 弘南堂書店高木庄治氏聞き書き 創業前(5)
塩村 耕 虫だらけの伊東玄朴書簡―コレラと闘う蘭医
田坂憲二 『短歌風土記山城の巻(一)』漫歩—城南吉井勇紀行
森 登 『浦上玉堂関係叢書』刊行について
北原尚彦 リレー連載「ミステリ懐旧三面鏡」その三 ≪ヒッチコック・スリラー・シリーズ ≫
石川 透 奈良絵本・絵巻の研究と収集(27)―竹取物語―
真田幸治 小村雪岱と挿絵倶楽部⑤ 「挿絵のモデル」『ホーム・ライフ』
出久根達郎 本卦還りの本と卦176  追い羽根
八木書店古書部 近代日本文人の葉書17
その他

 「ミステリ懐旧三面鏡」その三 ≪ヒッチコック・スリラー・シリーズ≫(北原尚彦)より

古本ではなく新刊で買っていた本が、時が経つうちにレア本になってしまった、というケースがありました。その好例がアルフレッド・ヒッチコック監修《ヒッチコック スリラー・シリーズ》です。勁文社から一九七六年七月、『死霊の館』『蜂』『謎のキャンパス殺人』『蝿人間』の全四巻が同時刊行されました(巻数表記はないが、旧・書籍コードからこの順と判断)。

何か怖い小説が読みたい、と思っていた中二のわたしは、当時のつたない知識なりに「ヒッチコックというのは怖い映画を作る人だ」と知っていたので、書店で見かけたこれに手を伸ばしたのです。

【お知らせ1】

来年1月号から前半8頁、後半8頁をカラー化します。総頁数も変わりませんが、定価は750円で据え置きます。益々のご愛顧をお願いいたします。

【お知らせ2】

本誌は本年3月号で通巻1100号を迎えました。それを記念して、八木書店古書部が30年間に亘って蒐集してきた、近代文人の葉書1700名1700枚を全て画像付きの販売目録を兼ねた記事として、2020年8月号より3年間に亘り掲載していくことになりました。講談社『日本近代文学大事典』人名索引に掲載された文人を五十音順に掲載していきます。
ネットでの公開販売はなく、本誌定期購読者のみへの販売となります。
連載を保存することで、近代文人筆跡の参考文献となります。この機会に定期購読の契約をお勧めいたします。


12月号 12月14日発売 定価750円(送料79円)※ご注文はメールまたは電話、FAXで。

株式会社日本古書通信社
千代田区神田小川町3-8駿河台ヤギビル5F
TEL03-3292-0508
FAX03-3292-0285
e-mail:kotsu@kosho.co.jp
http://www.kosho.co.jp/kotsu/