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新刊納品

新天理図書館善本叢書34 芭蕉集 自筆本・鯉屋物

高精細カラー版『芭蕉集 自筆本・鯉屋物』が刊行となりました。
シリーズ第5期「連歌俳諧」全6巻のうち、『蕪村集1』(4月刊行)に続く第2回配本となります。

本書の目玉は「鯉屋物」全点収録となります。
「鯉屋物」については、大橋正叔先生の解題「はじめに」で次のように紹介いただいています。

「鯉屋」は徳川幕府の御納屋鯉御用であった杉山家の屋号で、杉風は鯉屋二代目である。五代目の時家業を煙草商に転業し磯屋と屋号を変えるが、七代目が元の鯉屋市兵衛に改めている。「鯉屋物」の呼称は家蔵遺墨一括譲渡を機に全資料の総称として用いられている。「鯉屋物」三十五点が一挙に公開されるのは昭和五年刊『蕉影余韻』(伊藤松宇編)以来のことであり、精細なカラー版による刊行は初めてである。

その伝来から由緒正しい芭蕉自筆本であることが保証される名品を、迫力ある大判カラー図版でぜひご覧ください。

https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/517