日本古書通信
『日本古書通信』5月号 5月15日発売
主要目次
特集・東北の古本屋1-岩手県 折付桂子
夏目漱石とスコットランド―新発見の葉書 川島幸希
「夢幻航海」通信より(上) 岩片仁次
民権左派思想家・文海説の検討 堀部功夫
広津和郎の「晩秋の日に」の初出について 高山直也
国会図書館デジコレで読む古文書5「与力同心勤方」大沼宜規
本卦還りの本と卦133 犬の歌 出久根達郎
昨日も今日も古本さんぽ91 春近書房 岡崎剛史
他
東日本大震災から七年が過ぎた。2011年以来、小誌では、被災地の古書店の方々を継続的に取材し、震災・津波・原発事故に負けずに頑張る古書業界の姿を伝えてきた。
震災の年、広範囲の甚大な被害にもかかわらず営業を止めるという店はなかったが、今はどうなっているのだろう。ネット販売を主にする新しい方の参入は目に付くのだが。昨秋、岩手の古書市場に伺った際、他地域の様子を知りたいという声もあり、いま、古書店はどんな状況なのか、店は何軒あるのか、東北全体の実態を伺い、記録しようと考えた。地域と「店」の新しい案内となるよう、県毎に順次紹介していきたい。(写真は盛岡市の東光書店)
古書の世界へようこそ 古書店と読者をつなぎ続けて84年
「日本古書通信」http://www.kosho.co.jp/kotsu/
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