新刊納品
武井協三著『歌舞伎とは いかなる演劇か』
武井協三著『歌舞伎とは いかなる演劇か』が納品されました。
従来の研究手法とは全く異なる、実証と想像力・直感とを駆使した新しい歌舞伎論の誕生です。学術論文でありながら、平易に語る丁寧な文章で、読者を飽させることはありません。
著者の武井協三国文学研究資料館名誉教授は、長年、実証的研究を心がけた定評のある研究者です。
その武井教授が、古稀を期して纏めた本書には、その禁を破った論文を掲載しました。
それは、実証の先に見え隠れする歌舞伎の本質について、「かぶき者・当代性・断片性・好色性・饗宴性・女方・見立て」の七つの視点を軸に、平易に論述したのが、本書冒頭第1部「歌舞伎とは いかなる演劇か」です。歌舞伎愛好家はもとより、実証的研究を心がけて研究しているすべての人文学研究者に読んでいただきたいと考えております。
第2部・第3部は、従来の手法で書かれた貴重な論文で、第1部を生み出す元となったものです。もちろん、これも平易に書かれています。
是非、ご購読願いたく存じます。
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https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2156