史料纂集古記録編189回配本『勘仲記5』
史料纂集古記録編 第189回配本『勘仲記5』納品になりました。
勘仲記は、蒙古襲来前後の朝廷の様子や、持明院・大覚寺両統迭立など、重要な事件を目撃した実務官人の克明な記録です。鎌倉時代の貴重な日記を、このたび記主・藤原兼仲の自筆本によりあらたに翻刻し、最善の本文を提供します。さらに、史料大成本にはない暦記・断簡や逸文も収録。墨継ぎや文字間隔、追筆・挿入・抹消に見られる兼仲の筆録意識を読み取るなど、最新の研究成果に基づいた翻刻です。
第5巻は弘安9年(1286)10月~正応元年12月(暦記)を収録。後宇多天皇が幕府の意向を受けて伏見天皇に譲位する、いわゆる「両統迭立」のはじまりの記事もみえます(弘安10年10月条)。
本『勘仲記』は全8冊を予定しております。
既刊第1巻~第4巻も併せてご覧下さい。
本書の詳細はこちら
●史料纂集古記録編 第189回配本『勘仲記』5
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/560
既刊・関連書はこちら
●史料纂集古記録編 第149回配本『勘仲記』1
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/741
●史料纂集古記録編 第157回配本『勘仲記』2
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/749
●史料纂集古記録編 第166回配本『勘仲記』3
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/757
●史料纂集古記録編 第177回配本『勘仲記』4
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/763