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- 2025/01/10
- 出版部【本日配信開始!】Web版史料纂集 第3期 古記録編 室町・戦国④~⑦
- 2025/01/7
- 総合営業部新本アウトレット『2025新春初売りセール』カタログ出来!
- 2024/12/27
- 出版部2024刊行一覧
- 2024/12/19
- 日本古書通信「日本古書通信」1月号(90巻1号)1月6日発売
- 2024/12/13
- 出版部コラム「やさしい茶の歴史(十七)」を公開しました
特集・イベント
コラム
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鎌倉時代後期「金沢文庫文書」にみる喫茶文化(3)茶の生産について①—やさしい茶の歴史(十七)(橋本素子)
生産に係る史料の特徴 前回、前々回と、『金沢文庫文書』初出の茶道具である、茶筅と茶臼についてみた。今回はこれらを使用して飲む、茶の生産について見ていきたい。 ただし、『金沢文庫文書』は、生産でも茶の栽培について記載された史料が主であり、茶の加工についての記載がほとんどないことが特徴である。 なお鎌倉 […]
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鎌倉時代後期「金沢文庫文書」にみる喫茶文化(2)茶筅について——やさしい茶の歴史(十六)(橋本素子)
茶筅の初見をめぐって 前回、『金沢文庫文書』に含まれる鎌倉時代後期の史料が初見となる茶具足(茶道具)として、茶臼を紹介した。今回はもうひとつの事例である、茶筅についてみていきたい。 抹茶を攪拌する道具である茶筅は、後述するように「茶振(ちゃふり)」ともいい、南北朝期の玄恵『庭訓往来』「十月復状」には […]
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鎌倉時代後期「金沢文庫文書」にみる喫茶文化(1)茶臼について——やさしい茶の歴史(十五)(橋本素子)
戦国時代の禅僧が見た称名寺の什物 国宝「金沢文庫文書」は、神奈川県立金沢文庫が所蔵する、鎌倉後期から南北朝期を中心とした史料群である。この4000点を超える史料の中に、約350点の喫茶文化に係る史料がみられる。 今日の本題に入る前に、戦国時代に称名寺を訪れた京都の禅僧の史料を少しばかり読んでおこう。 […]