コラムバックナンバー(2016年5月)

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    短冊・トラウマ―『誹諧短冊手鑑』刊行に際して:前編 (奈良大学名誉教授 永井一彰)

    話は四十年以上も前に遡るのだが、大学院博士後期課程に進んだ折、私は経済的な自立を迫られることになった。奨学金が当る目途もなく、選択としては高校の非常勤講師しかなかった。某私立男子高校の面接で「では四月から来ていただきましょう」ということになり、求められたのが健康診断書の提出である。その足で高校に隣接 […]

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    久保田万太郎「夏のわかれ」追跡―『薄田泣菫宛書簡集』によって 【日本古書通信 編集長だより5】

                      八木書店刊行の『倉敷市 薄田泣菫宛書簡集』の三巻目「文化人篇」(3月25日刊)に1通だけ久保田万太郎の葉書が収録されている。大正8年10月18日消印の葉書で、大阪毎日新聞社薄田淳介宛。文面は短く「小説「夏のわかれ」(十五回分)今朝ほど小包にてお送りいたし候。御落手 […]

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    薄田泣菫と近代画家 ―満谷国四郎・鹿子木孟郎・鏑木清方― (岡山大学 西山康一)

    *西山先生の前回コラム「近代の書簡翻刻の苦心と喜び」はこちら* 『薄田泣菫宛書簡集』第3巻は「文化人篇」ということで、思想家・演劇人・出版人など様々な分野の人物の書簡からなるのですが、その中でも画家の書簡が意外と多くあります。泣菫文庫全体で見ても画家の書簡は多く、これは一つには泣菫が詩集を出したり、 […]

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    舒文堂河島書店熊本地震日記 河島一夫

    今回の熊本地震に際し、「日本古書通信」の熊本、大分両県の読者に見舞状を出したところ、熊本市の老舗古書店舒文堂河島書店のご主人河島一夫氏から「平成28年熊本地震日記」が送られてきました。震度7という大地震が続けて2度起こるという未曽有の災害、連日のニュースで知らされる被害の大きさに驚くばかりです。河島 […]

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    印刷所の仕事3 植字(しょくじ・ちょくじ)【活版印刷の基礎知識5】

    植字工は、文選工から廻ってきた文選箱の漢字と植字台に備え付けられている句読点や括弧類の、いわゆる約物を併せて拾って組版する。 「ステッチ」と呼ばれる鍵型の道具を左手に持ち、一字一字活字を並べ、一行毎にインテルと呼ばれる行間用の薄い金属を入れ込み、字間を空ける場合はクワタと呼ばれる金属を挟み込む。 一 […]

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    逸品誇る記念品目録【創業者 八木敏夫物語5】

     『八木書店古書目録』とか『八木書店新蒐百撰』とかの目録は「こんな本の在庫があります」という案内だ。通信販売の時代というが、古書業界では明治時代からやっている。世界の古書業界で、販売の方法は店頭と通販に大別されるが、信用のある有力店なら図書館、収集家と通販の目録を通じての営業が可能なのだ。 優れた古 […]