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文学・歴史資料のデジタル加工入門
2016/11/22
オンラインストレージ・サービスの話 【文学・歴史資料のデジタル加工入門6】 (木越 治)
●オンラインストレージ・サービス利用体験 オンラインストレージサービス(クラウドストレージの名称もあるが、いまはこの名称で統一する)のことは、この連載でも何回か触れているが、近年とみに発達のいちじるしい分野である。また、自宅や職場以外でもwi-fiに容易にアクセスできるようになってきているので、使い […]
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古書通信
2016/11/18
宮沢賢治 菊の俳句短冊【日本古書通信 編集長だより11】
30年近くも前の、昭和63年明治古典会七夕市に、啄木の短冊「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」が出品され、真贋をめぐりテレビのニュースにもなったことがある。この件については、故八木福次郎が「啄木の短冊をめぐって」と題し詳しく書いている(『古本便利帖』収録)。その記事によれば、啄木の間 […]
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紙魚の昔がたり
2016/11/7
「大阪古本通信」を譲り受ける 【紙魚の昔がたり4】
(八木) 昭和七年頃から、大阪にプリント刷の『大阪古本通信』という相場ニュースの小誌が出来まして、そこで東京のニュースが欲しいという話で、これも反町さんのご紹介で、君、送ってやったらどうかということで送りました。他にも二、三人に頼んであったようですが、私が最も多かったでしょう。 (反町) 富樫栄治と […]
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コラム
2016/11/2
事典以後へ開ける「知」の世界の可能性ー刺激的な論考、四六の作品データ、資料篇ー(東洋大学 和田博文)
事典という言葉に無機的な印象を抱く人は多いだろう。しかし事典制作の現場に立ち会うと、その先に未知の何かが生まれてくるという予感を抱くことがある。事典は単一の方法で編まれていない。どのような事項や事柄を、どのように組織するのかによって、事典という通路の先に開けてくる、「知」の世界の可能性は異なっている […]