コラム

本コラム欄では、八木書店の出版物に関わる紹介文や、『日本古書通信』編集長の日記、会社の歴史などを掲載いたします。ぜひご覧ください。

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  • 大量置換のためのツール sed を用いて その1【文学・歴史資料のデジタル加工入門10】 (木越 治)

    ●複雑な検索(前回の補足) まず、前回掲載した csv 形式の「上田秋成研究文献目録」の一部を再度掲載する。 ========================================= すずきじゅん,鈴木淳,ゆきかひふり考,富士フェニックス論叢,中村博保教授追悼特別号,平成10年11月,12 […]

  • あの作家は●月生まれだった<4月編>

    今月ご紹介する作家は、 佐藤春夫・内田魯庵・長塚節、の3名です。         佐藤春夫(さとう はるお) 1892年4月9日生 小説家、詩人。和歌山県生。慶大中退。若くして「スバル」「三田文学」に関わり、詩文を発表。 のち散文に転じる。多面多趣味の人。門弟の多さでも […]

  • 明治末期の「北米俳壇の沿革」【日本古書通信 編集長だより15】

    「日本古書通信」3月号に「明治期の渡米案内書について」を執筆した。昨今話題となっている、アメリカの移民問題に因んで急遽書いたものだが、その後も、関連の文献が目に付く。今回紹介するのは、明治末期アメリカ日系人社会の俳句について書かれた文献である。 昨年7月20日、私はツイッター(古書通信編集部@)で、 […]

  • 難局打開の新方策 【紙魚の昔がたり8】

    (八木) その頃の本の好きな御大と言いますと、第一が徳富蘇峯先生。ここにお願いする。明治大学の先生方でも、ジャーナリズムの世界で重きをなしておられた尾佐竹猛さんのところに行きまして、原稿を頂きましたが、先生は忙しい人でしたから、書かれた本から適当な文章を抜かせて頂いて、掲載することも了解してもらいま […]

  • 刃傷柳の間の廊下【古記録拾い読み5】

    元禄14年(1701)3月14日、江戸城松之大廊下で、赤穂藩主浅野内匠頭長矩(ながのり)が、高家吉良上野介義央(よしひさ/よしなか)に切りつける事件を起こします。いわゆる「松の廊下事件」です。浅野は、即刻切腹となり、被害者である吉良はおとがめなしとされました。その後、幕府の裁定を不服とし、大石良雄を […]

  • 特殊製本を手がける職人技【高精細カラー版の製作現場3】

    今回は、製本工程に関わる職人さんに取材し、その技に迫ります。 巻子装を体感する大判・横本 日本に伝えられた古典籍・古文書を写真撮影した影印版。「原本の様相を精確に伝える」ために、できるだけ原寸に近づけ、可読性が向上するように、大きな判型を採用しています。 原本が巻子装のとき、多くは横本を採用します。 […]

  • あの作家は●月生まれだった <3月編>

    今月ご紹介する作家は樋口一葉、水上勉、海音寺潮五郎の3名です。         樋口一葉(ひぐち・いちよう) 明治5年3月25日(1872)生-明治29年11月23日(1896)没 小説家、歌人。東京都生。本名なつ。和歌と古典教養を中島歌子の萩の舎で、近代的な […]

  • awkの使い方2ーcsvファイルからの展開【文学・歴史資料のデジタル加工入門9】 (木越 治)

    ●研究会の会費納入案内 前回の復習をかねて、awkを使ってExcelで作成したデータをいろいろに変形していくやり方を試してみよう。 以下に掲げるのは、私が事務局を担当している研究同人誌の会費納入に関するExcelデータである。(もちろん名前は変えてあるし、分量もこの数倍ある。)   これを […]

  • 実益雑誌『力之日本』―甲賀三郎「毒殺の話」と「警視庁特高課長毛利基氏」【日本古書通信 編集長だより14】

     古書市場で二束の雑誌を落札した。その中に大正末から昭和12年にかけて出された経済雑誌が含まれていた。経済雑誌というよりは実業、金儲け雑誌という方が適切である。一つは後に明治大学商学部教授となる井関十二郎が主幹・社長を務めていた『実業界』(明治43年創刊)。これは宣伝や広告などの専門誌で、この分野で […]

  • 高精細カラー版からわかること (石塚晴通・国語学)

    ●魅力的なラインナップ 貴重書を質量共に保持していることで著名な天理図書館の優品を、白黒影印ながら微細な点まで見えるようにしてそれぞれの分野の学に多大に貢献して来た天理善本叢書が、今また其の内の雄品を選び高精細カラー版の新天理善本叢書として新たな学術資料を提供している。第二期古辞書に限っても、国宝観 […]

  • オールカラーの『源氏物語』―尾州家河内本と池田本―(宮川葉子・日本古典文学)

    ●尾州家河内本の輪読会 6年かかって全巻読了、近々竟宴を計画している。『尾州家河内本 源氏物語』(八木書店・2010年12月から、隔月、2013年12月まで配本。全10巻。オールカラーの影印複製)をテキストにしてのそれであった。 2010年12月、私は「河内本源氏物語を読む会」というささやかな同好会 […]

  • 組合が古書相場公開禁止 【紙魚の昔がたり7】

    (八木) 反町さんとか、文求堂さん、その他大勢の方が大変心配して下さって、いろいろ尽力応援して下さった。地方の同業からずいぶん沢山手紙や電話で激励して頂いたんですが、結局組合は、総会にもかけずに、決議一本で、公開を禁ずという断を下しちゃった。仕方ないから、東京の相場欄の部分は、相場だけを白紙にした号 […]

  • 安永2年(1773)加賀藩前田家江戸屋敷の歌舞伎番付【古記録拾い読み4】

    かぶき者(傾奇者、歌舞伎者)とは、戦国時代末期から江戸時代初期…特に慶長年間から寛永年間(1596~1643)にかけて、江戸や京都などで流行した…異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのことをいいます。当時、異形・異様な風体が「かぶきたるさま」として流行したようです。加賀百万 […]

  • awkの使い方【文学・歴史資料のデジタル加工入門8】 (木越 治)

    前回の日記ファイルを作成する作業では、エクセルにGoogle Calendarのデータを取りこみ(この作業はオンラインサービスを利用)、そのあと、エディターを使ってバッチファイルを作成して、日記ファイルを作り上げるという手順を踏んだ。 今回は、カレンダーのデータから日記ファイルを作る段階で、awkを […]

  • 橋本健吉(北園克衛)大正11~12年の詩3編【日本古書通信 編集長だより13】

    昨年の日本古書通信4月号に「編集長古本雑記4 大正12年8月発表の北園克衛の詩」というコラムを掲載した。2005年1月号にも、大正13年の「文章倶楽部」や大正14年の「世界詩人」に橋本健吉名で発表した詩作品を紹介したが、それに先立つ大正12年8月号「鹿火屋」掲載の「死」という作品を紹介したものだ。関 […]